基本的なことを大切に
他院から転院してきた方の診療をした時に
なぜ、こんな単純なものが放置されてきたのか?と思うことがあります
凄く基本的なものを見逃しているのです
こういうことが、なぜ起きるのだろう?
まず思いつくのが2つあります
①自覚症状を基準に、いわゆる対症療法という形で診察を展開
②まず問診・触診・視診などで、こういうことが起きているのでは?
と見当をつけてレントゲンやCTスキャンMRIなどの画像観察装置を使うという、
診察の進め方をすれば基本的なものは判断が付くのだが、
予診票や最初の簡単な問診だけで画像観察を始めてしまい
検査画像をもとに「骨には異常がないね」「ヘルニアがありますね」「関節の隙間が小さくなっている」
という判断になってしまうことが考えられる
こうなると単純に筋肉が炎症を起こしていたり、
タコやウオノメなどをかばって歩いている、
過去の手術痕が引き攣って変な姿勢で身体を使っているという
単純で基本的なものを見逃してしまうのです
こういう見逃し
私自身も注意しないといけません
自分の得意分野から考え始めてしまわないように
まっさらな気持ちで身体を見ないといけません
診るの前に見ることが大切です
違和感を感じることから始めて
生命の危険がないか確認し
次に基本的なことを確認します
自覚症状に対応することも、画像による観察も大切です
しかし治療家は最後に自分が考えて判断するべきです
今日も基本を大切に診療します
画竜点睛、最後は自分です
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