症状を追うな|聖蹟桜ヶ丘の整体 湯江鍼灸接骨院

湯江鍼灸接骨院

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症状を追うな

タイトルの「症状を追うな」というのは、

修業時代に師匠に言われていたことです。

 

治療というか診察をするときに、

患者の訴えを聞くところから始めるのですが、

この時に、訴える症状を起点に考え始めると

答えを間違ってしまうことがあるのです。

 

膝が痛むとします。

膝の関節を点検します。

腫れている。

曲げ伸ばしの時に痛む。

 

上記の症状だけを見たら、

膝の関節が炎症を起こしているという事がわかり、

その治療を始めます。

 

ヒアルロン酸やサポーター、湿布ですかな。

 

それはそれで間違ってはいません。

確かに炎症が起きているわけですからね。

 

でも、症状を追うなというのは、

自覚症状を追うなということ、

他覚症状を中心に身体を診て行く

あくまで客観的に診るという事。

 

最終的には自覚症状も参考にしますが、

基本的には他覚症状を中心に

客観的に診る。

 

先の例では「膝の痛み」から始まって炎症だと結論づけましたが

この「膝の痛み」を無視して患者を診ると、

身体全体を見るという全身的な視診から始めて、

動いてもらって機能障害を見る、

動きのおかしいところ、形態的におかしいところを触診する。

最終的に自覚症状と合致するかをチェックする。

 

「膝の痛み」の場合は、腰や肩の辺りにトラブルが起きていることが多いですね。

でも、そうやって先入観を強く持ってはいけません。

あくまでも客観的に診るのです。

 

治療を受ける側からみれば不満ですよね

自分は実際に痛いところを訴えているのに

悪いのは違うところですと否定されてしまう訳ですから。

 

でも、わかってください。

そこが痛いのも理解しています。

辛いこともわかっています。

だからこそ早く治すために意識の改革を促しているのです。

 

症状を追ってはいけません

本当の敵は症状じゃないのです。

 

 

 

 

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