治療とは未来を変える手段なのです。
人間も野生の生き物です。
生存本能があります。
今を生きるということが本能です。
10年先の事、5年先の事、いいえ明日の事すら考えず、
今この時を生きるために頑張るのが本能です。
歪んでいようが、ズレていようが、動かし方を間違っていようが、
他人の力を借りようが、今この時に結果が出ていることを望む。
それが生存本能です。
変化を嫌うことも本能的に行われています。
今、うまくいってるのだから変えるなんてとんでもない。
このままでいいんだよ。
こういう保守的な反応は、まさに生存のための本能です。
治療というのは自然の流れに逆らっているものであると
私は考えます。
例えば肩を脱臼して苦しんでいる時に、
転倒して痛めている肩をさらに打ち付けてしまったが、
偶然にも肩の骨が正しい位置に戻ってしまった。
つまり怪我に怪我を重ねることで治ってしまった。
ケガや病気の際に、何らかの手を加えることで、
自然に起こるはずの経過を、
より良い結果をもたらす経過に変えることができる。
それが医術です。
自然に逆らうのです、未来を自分の力で良いものに変える、
それが治療です。
今この時を大事にしつつ、明日の事や、５年１０年先の事も考える。
それが当院の施術です。
だから、自覚症状よりも他覚症状を重要視します。
決して軽視するという意味では無いのですが、
症状よりも原因を探すことに特化した診察を行っています。
治るという事を考えるなら、
治したうえで更に、二度と同じ目に遇わないようにする。
それが大事なんです。
エラー事態を起こらないようにする事が大切なので、
今さえ良ければ良いという施術では意味が無いのです。
正しい形で正しく動ける、
そんな当たり前の事を実現するためには、
痛いところに電気をかけて、
電気が終わったら良くマッサージするなどというやり方では、
役不足ですよ。
痛いから、辛いから治療に来るわけですが、
症状よりも原因に目を向けましょう。
今この時だけじゃなく、未来にも目を向けましょう。
自分の力で未来を変える事が出来ます。
一緒にあなたの未来を良いものにしましょう。
お待ちしております。
