「痛くなくなる」と「治る」は、違うのです。
8月が終わりに近づき、9月になろうとしています。
平成30年度も下半期に入ります。
7月・8月は凄く暑かったですね。
身体は悲鳴を上げていますよ。
下半期に向けてメンテナンスしませんか?
「しばらく痛くなかったから」「調子が良かったんですよ」
そういう声をよく聞きます。
私は、こう答えることにしています。
患者にとっての「治る」「良くなった」は症状が弱まったりすること。
治療家にとっての「治る」「良くなった」は原因になっているものが改善されてきていること。
だから症状が出ていなくても治っていないことの方が多いのです。
そうなんです、そしてこの違いは数か月、数年後に出てくるのです。
短期的に見たら症状が弱まったり消えてくれる方が良いですが、
原因が改善されていないのなら、身体は原因となっているものに馴染んでゆき
いずれ更に強いものとなって姿を現すのです。
その時に治すのは、とても大変なのです。
馴染んでしまっている訳ですからね。
まるで洗脳です。
単純にマッサージをすれば治るというものではないのです。
特定の形に馴染んでしまうと、出来ない姿勢が出てきます。
しゃがめなかったり、背中を伸ばせなくなったり。
腰が曲がってしまうのも、突然なる訳じゃないんです。
少しずつ曲がる準備を始めて、ある時こらえられなくなってグーンと曲がるのです。
軽い症状の場合リラクゼーションや癒し系のマッサージで対応している方が多いようです。
しかし、これは危険なんです。
勘違いしやすいのですが、
リラクゼーションや癒し系のマッサージというのは治療ではありません。
もちろん血行を良くすること、心地良い刺激は身体によい影響を与えます。
しかし、腰痛が出ていたり、首が痛むというようなものは医療機関で診療を受けるべきです。
※ちなみに当院は保健所管轄の医療機関です(柔道整復師免許・鍼師免許・灸師免許を持っています)
身体を治すという事は簡単じゃないのです。
専門知識が必要なんです。
馴染ませるじゃなく、治すための施術を受けましょう。
何年か先の、あなた自身の為にメンテナンスしておきましょう。