治療の基本は「物の道理」です。
「物」は与えられた条件で、安定しようとします。
本来の形ではなくても、与えられた条件で安定することができるなら、
なんのためらいもなく形を変えてしまうのだ。
良いとか悪いとかではなく、安定していること、
それが第一条件なのである。
人体も「物」である。
なので常に安定しようとしている。
与えられた条件に合わせて安定しようとするのである。
例えばデスクワーク中心で、骨盤が後に傾くような姿勢を取り続けていると、
骨盤が後に傾いていることを前提とした骨格に変化していってしまう。
デスクワーク専用の設定に変えられてしまうのだ。
それが歪みの原因。
骨格の歪みは使い方が原因で起きる他覚症状であり、
使い方を原因とする一次的な症状。
その状態で他の動作を行うと、出来なくはないが体の各部位に負担がかかり過ぎる。
骨格が歪んでも、骨が痛むわけじゃない。
ゆがんだ形で安定しようとするため、筋肉が違う動きを要求され、
脳が異常を感じ、機能を停止させようと警告を出す。
それが痛みではないだろうか?
肩こりや腰痛といった自覚症状は、
使い方を原因とする二次的な症状なんです。
使い方が原因で骨格が歪み、体の各部位に無理がかかる。
それを脳が理解できずに処理に時間がかかると痛みになる。
簡単に言うと、こういう感じです。
これを借金に例えてみましょう。
身体の使い方が本来と違う、これがお金を借りるという行動だとすると
骨格の歪みが借金の元本で、各部位の自覚症状は利息。
変動金利なので、症状の強さに軽い重いがある。
マッサージや鍼灸をするだけでは、利息を支払うだけなので元本も減らない。
使い方を正さなければ、借金するという行動を消せないので借金が複数になる。
だから、これ以上借金せずに、元本を減らす支払いをしなければ借金は減らないし、
当然利息も減らない。
なので、体の使い方を修正しつつ、
歪みを治し、自覚症状を引き起こす筋肉を修正する。
身体は良い悪い関係なく与えられた条件で安定する方法を実行する。
その悪い安定を崩すことで本来の形に安定させる。
そんな施術を行っています。
「物の道理」を基本としているので、治療も必ず他の物事に言い換えられます。
言い換えられない治療は正しくないと思います。
あなたが今、通っている治療院で、
電気をかけて揉まれるだけで一向に治らない
治療の効果がすぐに切れてしまう。
まるで変化を感じられない。
説明がはっきりしなくて不安。
そう思ったら一度受診してみてください。
身の回りの物事に言い換えて詳しく説明します。
そして道理にかなった施術をします。
お待ちしております。