治療の哲学
治療というのは修復とか再生ではなくて、
新生に近いのです。
壊れた細胞を回復させるのではなく、
新しい細胞と入れ換え、
元の状態に似せる事で機能や形態を維持してるのです。
爪や髪の毛、皮膚などを考えてみてください。
生まれた時のものは無くなっています。
壊れた細胞は再生出来ません。
新しく作るのです。
そうです新しく作るから治るのです。
おかしな形で出来上がったものを無力化して、
新しい細胞に入れ替わってもらう。
入れ替わる時に、本来の状態に近くなるように細工する。
それが結果的に身体を騙して、本来の形に治してくれるのです。
治療家の手から細胞が出たり、エネルギーが出て修復するような事はありません。
治療家は上手に悪くなったところを無力化して、新しい細胞と入れ替わる手伝いをするだけです。
それを理解せずに修復しようとしても身体は良くなりません。
長い時間をかけて広範囲におかしくなってしまっていると、それなりに長い時間かけて少しずつ入れ替えることになります。
おかしくなったのが短期間で狭い範囲なら割と短期間で良くなることがあります。
こういう治療の哲学を少しずつ
書いて行こうと思ってます。
受診の際にも治療の説明で、理論を説明しています。
みなさんの受診、お待ちしております。