治療って必ずしも気持ちが良い事では無いですよ。
街の中に、これだけ接骨院や整体、リラクゼーション店が増えてくると、
治療とリラクゼーションの境界が曖昧になってきます。
なぜ曖昧になっているのか、
それは本来、治療をするはずの治療院がリラクゼーションを行い、
なおかつリラクゼーションを、あたかも治療のように語っているからです。
リラクゼーションの方が患者受けは良いですよね。
だって気持ちよくすることが目的なんですから。
リラクゼーションの目的は心身のリラックス。
リラックスさせることによって痛みや苦しみを感じにくくするということです。
治すのが目的ではないのです。
つまり治療行為では無い。
軽い症状、軽い怪我なら
自己の持つ自浄作用で症状をごまかすことはできますが、
骨格の歪みや、器質的な損傷は治ってくれません。
症状があるなら、何か原因があるはずです。
その原因を突き止め、治すことが必要です。
リラクゼーションも必要です。
しかし、治療と称してリラクゼーションを行うのは良くないことです。
患者には、その違いが判らないのです。
判らないことだからこそ、治療家がリラクゼーションと治療の境界をハッキリとさせるべきなんです。
治療は、その過程で痛みを伴うことも、症状が悪化することもあります。
悪いところに触れるので、心地良くは無いかもしれません。
しかし、それが治療なのです。
治すために必要なことをします。
共に健康をめざしましょう