夏バテには、お灸が良いですよ。
夏バテ
身体がだるくて、内臓もなんとなく不調。
当然やる気も起きない、楽しくない。
そんな時には、お灸が良いですよ。
お灸で内臓の調子を整えるのです。
胃の六つ灸と呼ばれている施灸をすることが多いですね。
膈兪・肝兪・脾兪の3種類の経穴を使うのです。
これらの経穴は背骨を挟んで左右に1つずつあります。
だから3×2で六つ灸なんです。
胃兪という経穴もあるのですが、なぜか入ってないんですよね。
当院では、胃兪も加えて施灸しております。
自律神経の乱れを整えるという意味で、お灸は鍼よりも優れていると思います。
上手なマッサージも良いですが、お灸には負けます。
お灸は遠赤外線という身体の奥深くに届く温熱刺激を利用するものです。
例えるなら炭火です。
身体の中心に火が通ります。
鍼も身体の中に入りますが、お灸ほど深いところまで刺激できません。
マッサージなんかは表面だけです。
もちろん上手な人は、かなり深いところも刺激できますが、
お灸の敵ではありません。
お灸や鍼の刺激はβエンドルフィンという物質を誘発させます。
この物質は脳内麻薬と呼ばれるほど幸福感や鎮痛作用を持っています。
体内性モルヒネ(エンドジーナス・モルフィン)とも呼ばれ、
これを略してエンドルフィンと呼ばれています。
鎮痛作用はモルヒネ(モルフィン)の6.5倍。
しかも副作用無しと言われています。
運動していてもエンドルフィンが分泌されます。
苦しい状態になると分泌されて、
肉体的な苦痛やストレスから身を守っているのですよ。
夏バテやストレスが溜まっている方、
エンドルフィンで癒されたい方
もぐさを準備して待ってますよ。