自覚症状が消えるのと治るのとは違います。
症状が消えると治ったように感じますよね。
症状が強くなると悪化したように感じますよね。
患者の立場で言う症状とは自覚症状の事です。
治療する側には感じることも見ることもできません。
治療する立場で言う症状とは
血圧や血液検査などで得る数字で表された状態や、
画像診断による目で見える状態、
これを他覚症状といいます。
本人は真っ直ぐ立っているつもりでも、
実際には曲がって立っていたり、
脚の向きが違っていたり、
肩の高さが違っていたり、
これも他覚症状です。
筋肉をつかんでみたら他の部分よりも固い
これも他覚症状。
疲れたとか、凝っているとかは自覚症状です。
他覚症状が強く出ているのに、自覚症状が無いという事例は多いのですが、
この状態は辛さが無いので受診せずに放っておかれることが多く、
他覚症状を進行させてしまうことにつながります。
他覚症状は、鏡やカメラを利用して自分を観察することで
身体の形に関しては確認する事が出来ます。
肩の高さや、鼻の位置が身体の中心とあっているかなどを確認しましょう。
でも他覚症状は確認できても自分で治せません。
見つけたら施術を受けましょう。
痛くないからといって放っておかず、メンテナンスしましょう。
なかなか痛みが消えないからといってあきらめず
最後まで戦いましょう。
当院は、痛いところではなく悪いところを治す施術所です。
自覚症状改善のために他覚症状に注目して施術します。